予約フォームで予約率を2倍にする7つの工夫【飲食店の離脱対策】

Web制作

「ホームページはあるのに、予約フォームから全然予約が来ない…」

実は、予約フォームの使いにくさが原因で、予約を諦めるお客様が50%以上います。せっかくホームページを見てくれたのに、フォームで離脱されたらもったいないですよね。

この記事では、予約率を2倍にする7つの工夫を、具体例とともに解説します。

✅ この記事でわかること

  • 予約フォームの離脱率を下げる方法
  • 入力しやすいフォーム設計の7つのポイント
  • NG例とOK例の比較
  • 外部予約システムとの連携
  • GeekBeerの予約フォーム事例

💡 これからホームページを作る方へ

「どんなホームページを作ればいい?」という方は、こちらの記事もご覧ください。

飲食店に必須の7つのページ構成


予約フォームで50%が離脱している現実

まず、現実を知りましょう。

📊 予約フォームの離脱データ

フォーム入力の実態

段階100人中何人が残る?離脱する人
① フォームを開く100人-
② 入力を開始80人20人が離脱
③ 入力途中50人さらに30人が離脱
最後まで完了50人-
つまり、フォームを開いた人の半分が途中で諦めている

出典: Baymard Institute フォーム最適化調査

何が起きているか

  • 100人がフォームを開く
  • 20人が入力を始める前に離脱
  • 30人が入力途中で諦める
  • 最終的に完了するのは50人だけ
  • 半分の予約を逃している

💔 実際の失敗事例

三島市内のフレンチレストランFさん(30代)

「ホームページ経由の予約が月5件しかなくて、『フォームが使いにくい』とお客さんから言われました。

確かに、入力項目が15個もあって、エラーも分かりにくい。スマホだと入力しづらくて、自分でも嫌になるレベル。

フォームを改善したら、予約が月5件から15件に3倍増しました。今まで何人逃していたんだろう…」


予約率を上げる7つの工夫

予約フォームを改善するだけで、予約率は大幅にアップします。

✅ 工夫1: 入力項目を最小限にする

なぜ重要?

  • 入力項目が多いほど離脱率が上がる
  • 項目が1つ増えるごとに、離脱率が5%増加
  • スマホでは特に負担大

最小限の項目とは

✅ 必須項目(6〜7個)

  1. お名前(漢字またはカナ)
  2. 電話番号
  3. メールアドレス
  4. 予約日(第1希望)
  5. 予約時間
  6. 人数
  7. 備考・要望(任意)

❌ 不要な項目

  • 住所(デリバリーでなければ不要)
  • 生年月日(会員登録でなければ不要)
  • 職業(不要)
  • 勤務先(不要)
  • 第2・第3希望日(後から調整可能)

❌ 悪い例

入力項目: 15個

- お名前(姓・名で分かれている)
- フリガナ(セイ・メイで分かれている)
- 性別
- 生年月日
- 郵便番号
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 予約日
- 予約時間
- 人数
- 来店目的
- 備考

→ 100人中80人が離脱
(完了するのは20人だけ)

✅ 良い例

入力項目: 6個

- お名前
- 電話番号
- メールアドレス
- 予約日時
- 人数
- ご要望(任意)

→ 100人中70人が完了
(離脱は30人に減少)

✨ 予約完了率が3.5倍に改善!

✅ 工夫2: カレンダー・プルダウンで選びやすく

なぜ重要?

  • 手入力はミスが起きやすい
  • 選択式なら入力が楽
  • スマホでも操作しやすい

選択式にすべき項目

予約日 → カレンダー選択
✅ クリックで日付選択
✅ 定休日は選択不可に
✅ 予約可能日のみ表示

予約時間 → プルダウン
✅ 「17:00」「17:30」「18:00」と30分刻み
✅ 満席の時間は選択不可

人数 → プルダウン
✅ 「1名」「2名」「3名」…「10名以上」
✅ 大人数は別途相談を促す

コース → ラジオボタン
✅ 「おまかせコース(5,000円)」
✅ 「特選コース(8,000円)」
✅ 「アラカルト」

❌ 悪い例

すべて手入力

予約日: [ 2025/01/15 ]
→ 形式が分からない
→ 定休日でもエラーが出ない

予約時間: [ 18:00 ]
→ 「6時」「18時」「18:00」?

人数: [ 4 ]
→ 「4名」「4人」「4」?

✅ 良い例

選択式

予約日: [📅 カレンダーで選択]
→ クリックで選ぶだけ
→ 定休日は選択不可

予約時間: [▼ 18:00]
→ プルダウンで選ぶ

人数: [▼ 4名]
→ プルダウンで選ぶ

✅ 工夫3: エラーメッセージを分かりやすく

なぜ重要?

  • エラーが分かりにくいと離脱する
  • 何がダメなのか明確に伝える
  • リアルタイムでエラー表示

分かりやすいエラーメッセージ

❌ 悪い例

エラー: 「入力内容に誤りがあります」

→ どこが悪いのか分からない
→ ページの一番上に表示
→ スマホだとスクロールしないと見えない

結果: イライラして離脱

✅ 良い例

電話番号:
⚠️ 「電話番号はハイフンなしの数字で入力してください」

メール:
⚠️ 「メールアドレスの形式が正しくありません」

→ 項目の真下に赤字で表示
→ リアルタイムで表示
→ 何がダメか明確

エラー表示のベストプラクティス

  1. リアルタイム検証
    入力した瞬間にエラーチェック
    送信ボタンを押す前に気づける

  2. 具体的なメッセージ
    ❌ 「入力エラー」
    ✅ 「電話番号は10桁または11桁で入力してください」

  3. エラー箇所を目立たせる
    赤枠で囲む
    赤字で表示
    アイコンで分かりやすく

  4. 正しい入力例を示す
    例: 「09012345678」
    例: 「example@gmail.com

✅ 工夫4: 自動返信メールで安心感

なぜ重要?

  • 「予約できたのか不安」を解消
  • 確認の手間を省く
  • プロフェッショナルな印象

自動返信メールに含めるべき内容

件名:
「【〇〇(店名)】ご予約ありがとうございます(仮予約)」

本文:

〇〇 様

この度は〇〇(店名)へのご予約、誠にありがとうございます。
以下の内容で仮予約を承りました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━
【ご予約内容】
━━━━━━━━━━━━━━━━━
お名前: 〇〇 様
予約日時: 2025年1月15日(水)18:00
人数: 4名様
コース: おまかせコース(5,000円)
ご要望: 窓際の席希望
━━━━━━━━━━━━━━━━━

※ こちらは仮予約です。
1営業日以内にスタッフから確認のご連絡を差し上げます。

【キャンセルについて】
キャンセルは前日までにお電話にてお願いいたします。
Tel: 055-XXX-XXXX(※実際は非公開なので記載しない)

ご来店を心よりお待ちしております。

〇〇(店名)
https://example.com

💡 自動返信のポイント

  • 送信後即座に返信(数秒以内)
  • 予約内容をそのまま記載(確認しやすい)
  • 「仮予約」であることを明記
  • 次のステップを明確に(「1営業日以内に連絡」)
  • キャンセルポリシーを記載

✅ 工夫5: 電話番号を大きく表示

なぜ重要?

  • 「フォームは面倒、電話したい」という人も多い
  • スマホならタップで即電話
  • 緊急時・当日予約に対応

電話番号の表示方法

✅ ベストプラクティス

  1. フォームの上に大きく表示
    「お電話でのご予約も承ります」
    📞 055-XXX-XXXX
    受付時間: 10:00〜21:00

  2. スマホでタップできるリンク
    電話番号を📞 055-XXX-XXXXのようにリンクにする
    → タップすると自動で電話がかかる

  3. 営業時間外の表示
    「現在、営業時間外です」
    「営業時間: 10:00〜21:00」
    「Webフォームは24時間受付中」

✅ 工夫6: 確認画面で間違いを防ぐ

なぜ重要?

  • 入力ミスを防ぐ
  • 安心感を与える
  • キャンセル・問い合わせを減らす

確認画面の設計

表示すべき内容

━━━━━━━━━━━━━━━━━
入力内容をご確認ください
━━━━━━━━━━━━━━━━━

お名前: 山田 太郎 様
電話番号: 090-1234-5678
メール: yamada@example.com
予約日時: 2025年1月15日(水)18:00
人数: 4名様
コース: おまかせコース(5,000円/1名)
ご要望: 窓際の席希望

【重要】仮予約です
送信後、1営業日以内にスタッフから確認のご連絡を差し上げます。

【キャンセルポリシー】
前日キャンセル: コース料金の50%
当日キャンセル: コース料金の100%

[ 戻って修正する ] [ この内容で送信する ]

✅ 工夫7: スマホで入力しやすいデザイン

なぜ重要?

  • 予約の70%がスマホから
  • スマホで入力しにくいと離脱
  • タップしやすさが重要

スマホ対応のポイント

1. 入力欄を大きく
✅ 最低44px × 44px以上
✅ タップしやすいサイズ
✅ 間隔も十分に

2. 適切なキーボードを表示
✅ 電話番号 → テンキー(数字のみ)が表示
✅ メールアドレス → @キー付きキーボードが表示
✅ 名前 → かな入力キーボードが表示
→ 入力しやすいキーボードが自動表示されると、入力スピードが2倍速くなる

3. ラベルを入力欄の上に
✅ 入力欄の左ではなく上
✅ スマホの狭い画面でも見やすい

4. 1カラムレイアウト
✅ 縦に並べる
❌ 横に2列にしない
→ スマホでは見にくい


外部予約システムとの連携

「自分でフォームを管理するのは大変…」という方は、外部予約システムの利用も検討しましょう。

🔗 主な予約システム

TableCheck(テーブルチェック)

  • 月額: 無料〜
  • 機能: 予約管理、顧客管理、自動リマインド
  • 特徴: 高級店向け、多機能

トレタ

  • 月額: 10,000円〜
  • 機能: 予約管理、顧客台帳、売上分析
  • 特徴: 飲食店特化、使いやすい

Googleで予約

  • 月額: 無料
  • 機能: Googleマップから直接予約
  • 特徴: 無料、集客力大

食べログ・ぐるなび

  • 月額: プランによる
  • 機能: 予約管理、送客
  • 特徴: 認知度高い、手数料あり

💡 自社フォーム vs 外部システム

自社フォーム

  • ✅ 手数料なし
  • ✅ カスタマイズ自由
  • ❌ 管理が手間

外部システム

  • ✅ 管理が楽
  • ✅ 自動化機能豊富
  • ❌ 月額費用・手数料

おすすめ: 両方併用

  • 自社フォームをメインに
  • 食べログ・ぐるなびからも予約受付
  • お客様が選べるように

GeekBeerの予約フォーム事例

GeekBeerで制作する予約フォームは、離脱率を最小限に抑える設計です。

📱 スマホ完全対応

  • タップしやすい入力欄
  • 適切なキーボード表示
  • カレンダー・プルダウン選択
  • リアルタイムエラー表示

⚡ 自動化機能

  • 自動返信メール
  • 管理者への通知
  • Googleカレンダー連携
  • 予約リマインド

✨ 使いやすさ

  • 入力項目は最小限(6個)
  • 確認画面で間違い防止
  • 電話番号タップで発信
  • 外部システム連携可

🗣️ お客様の声

沼津市内のイタリアンレストラン G様(30代)

「以前の予約フォームは入力項目が15個もあって、『面倒くさい』とお客さんから言われていました。予約はほとんど電話で、フォーム経由は月5件程度。

GeekBeerさんで作り直してもらったフォームは、入力項目が6個だけ。カレンダーで日付を選べるし、スマホでもサクサク入力できます。

フォーム経由の予約が月5件から25件に5倍増しました。電話対応の負担も減って、営業に集中できるようになりました。」

効果:

  • フォーム経由の予約: 月5件 → 25件
  • 電話予約の負担減
  • 予約ミスも減少

まとめ:予約フォームは「入力しやすさ」が命

予約フォームで最も重要なのは、入力しやすさです。

✅ 予約率を上げる7つの工夫(再掲)

  1. 入力項目を最小限にする
    → 6〜7個に絞る

  2. カレンダー・プルダウンで選びやすく
    → 手入力を減らす

  3. エラーメッセージを分かりやすく
    → リアルタイムで表示

  4. 自動返信メールで安心感
    → 即座に確認メール

  5. 電話番号を大きく表示
    → タップで即電話

  6. 確認画面で間違いを防ぐ
    → 入力内容を再確認

  7. スマホで入力しやすいデザイン
    → 大きなボタン、適切なキーボード

💡 まずは入力項目を減らすことから

すべてを一度に改善する必要はありません。

優先順位

  1. 入力項目を減らす(すぐできる)
  2. 自動返信メールを設定(重要)
  3. カレンダー選択を導入(効果大)
  4. スマホ対応を確認(必須)

まずは、不要な入力項目を削ることから始めましょう。


次のステップ:予約フォーム改善のご相談

「うちの予約フォーム、使いにくいかも…」 「予約率を上げたい」

そんな方は、GeekBeerの予約フォーム改善サービスをご相談ください。

🎁 無料診断で得られること

現在のフォームの離脱率分析
改善ポイントの洗い出し
具体的な改善案の提示
予約率アップのシミュレーション
費用のお見積もり

📞 お問い合わせ方法

または
LINEで気軽に相談する

お急ぎの方はLINEで即レス!簡単な質問からお気軽にどうぞ

まずは無料診断から。
現在の予約フォームの問題点をお伝えします。


関連記事

📄 スマホ対応について

スマホ対応が必須な理由と確認方法を解説。

→ スマホ対応の重要性

📄 SEOについて知りたい

Google検索で上位表示させるための基礎知識を解説。

→ 飲食店向けSEO入門

📄 制作会社を選びたい

失敗しない制作会社の選び方を詳しく解説。

→ 制作会社の選び方